J1神戸 先勝許し3冠へ黄色信号 控え組主体で不発 公式戦初先発のDF入江「もっと存在感を出したかった」
「ルヴァン杯・準々決勝、横浜FC2-0神戸」(3日、ニッパツ三ツ沢球技場)
神戸は、初優勝を狙う横浜FCに0-2で先勝を許した。12大会ぶりの優勝を目指す柏は横浜Mに4-1で先勝。前半にDFジエゴ(29)が先制し、後半にFW垣田裕暉(28)の2得点などで突き放した。湘南は広島に3-2で競り勝った。浦和と川崎は1-1で引き分けた。ホームアンドアウェー方式の第2戦は7日に行われ、10月の準決勝に進む4強が出そろう。
控え組中心で臨むも不発に終わった。7連戦の6試合目となるこの日、7月に特別指定選手として承認された順大のDF入江羚介を公式戦初先発させるなど前節のリーグ戦から先発10人を変更。だが、攻守で連動性を欠き相手に脅威を与えられず。2点を先取される苦しい展開となった。後半22分に交代した入江は「もっと存在感を出したかった」と悔やんだ。
リーグ戦と天皇杯の2冠を達成した昨季、取れなかったタイトルが同杯だ。“今年こそ”の思いは強い。後半22分に主力4人を同時投入し打開を図ったが、最後の精度を欠きネットを揺らせず。2点ビハインドで第2戦を迎えることで、3冠に黄信号がともった。それでも吉田監督は「必ずホームで逆転する」と力を込める。主将のDF山川も「諦めている選手は1人もいない」と前を向いた。





