「明治安田J1、柏2-1福岡」(31日、三協フロンテア柏スタジアム)
柏は福岡に2-1で逆転勝ちし、勝ち点53として2位に浮上した。前半、1点を追う展開でMF久保藤次郎(26)が同点ゴール、後半31分にFW瀬川祐輔(31)がPKを決めた。町田は3-5で川崎に敗れ、同50のままで5位に後退した。鹿島は清水と1-1で引き分け、同52で4位。名古屋もFC東京と1-1、C大阪も広島と1-1で引き分けた。浦和は1-0で新潟に勝利。G大阪は湘南に5-4で勝った。
良くも悪くも目立った。前半のPK失敗をPK獲得で取り返し、終わってみれば日本代表FW細谷真大がチーム全得点に絡む活躍。代表の米国遠征による離脱前最後の試合で、2位浮上に貢献したが「チャラとはいえない。でも決勝点になって勝ててはいるので、そこはポジティブに捉えて代表に行きたい」と控えめに決意を語った。
5月31日の神戸戦以来、約3カ月ぶりの先発。前半20分にPKを失敗し「悔しかった」と一度は下を向くも切り替えた。0-1の同追加タイムにゴール前で相手の日本代表DF安藤を引きつけて味方の同点弾を演出。後半27分にはペナルティーエリアへのパスにうまく反応し、安藤のファウルを誘いPKを獲得した。ロドリゲス監督の指示によりキッカーは瀬川に譲ったが、得点後はハグして喜びを分かち合った。
米国遠征を前に弾みとなる勝利は、チームの本拠200勝目。メキシコ戦が行われる日本時間の7日は偶然にも誕生日。「勝ってお祝いできるような活躍をしたい」と力を込めた23歳。勢いのままにバースデーゴールで本大会への道を切り開く。