日本代表MF久保建英の弟・瑛史が練習試合初出場 1本目は慣れない左センターバックで苦戦「チームにもっと加わっていけるように」

 初試合出場を終えて取材に応じる(撮影・石湯恒介)
 後半、ドリブルで切り込むC大阪・久保 
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 J1のC大阪は24日、大阪市舞洲でJFLのティアモ枚方とトレーニングマッチを行い、2-3で敗れた。日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダード)の弟、MF久保瑛史(17)が21日に加入後、トレーニングマッチで初出場を果たし、45分プレーした。試合後に取材に応じ、加入の決め手や兄とのやりとりなどについて語った。

 久保がプロサッカー選手としての一歩を踏み出した。ボランチを本職としながら、1本目は慣れない左センターバックで先発出場し、最初はマークを見失うなど苦戦。2本目はポジションを1列上げて主戦場に移ると、動きは活発化した。23日のJ1神戸戦に出たメンバー以外で臨んだ中「チームにもっと加わっていけるように」と汗を拭った。

 レアル・ソシエダードの下部組織に属し、今年6月にスペインの高校を卒業すると、オファーがあったC大阪入りを決意。2017年にFC東京へ加入した兄と同じく、初のプロ契約はJリーグとなった。レアル・ソシエダードの下部で1年続ける選択肢もあったが「このままだと良くない」とし、足りない強度とトップチームでのプレー経験を求めた。

 契約に際しては兄の後押しがあった。家族と相談した上で、建英には「やりたいようにやれば。自分で決めろよ」と背中を押された。「私生活でも非常に優しい兄」と慕い、スペインでも時には試合を見に来てくれたり、助言をくれる言葉は大きかったはずだ。

 視察したアーサー・パパス監督はじっくりと育てる腹積もりだ。「順応することを意識してやってほしい。(過度な)期待は彼への影響が大きいかな」。プロとしてのキャリアが始まった久保は「こういった練習試合でも自分の存在をアピールしていければ」と意気込んだ。

 ◇久保瑛史(くぼ・えいじ)2007年9月2日、川崎市出身。6学年上の兄は日本代表の建英。いとこに陸上女子800メートル日本記録保持者の凛。17年から横浜Mのアカデミーに所属し、22年8月にスペイン1部のレアル・ソシエダードの育成組織に入団。23年に年代別の下部組織に昇格した。25年8月にC大阪に加入。背番号は26。ポジションはボランチ。180センチ、73キロ。

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