J1町田・黒田剛監督(55)が18日、町田市内で次節のG大阪戦(20日、Gスタ)に向けた非公開練習後に取材に応じた。クラブ記録のJ1リーグ戦7連勝&公式戦10連勝中と絶好調で、次戦の結果次第では4月以来の首位に立つ可能性があるが「一時的に首位になることも暫定的にはあるかもしれないけど、そんなことはどうでもよくて。最後の粘り勝ち、最後にたった一つ頂点に立っているチームになれるように。切らさずやれることが重要。我慢くらべ」と、首位から6位までわずか2差の大混戦の中、長期戦を見据えた。
一時は首位と最大勝ち点15差まで後退したが、驚異的な追い上げを見せ首位と肉薄。5試合連続無失点勝利と内容ともに充実している。それでも「油断すると一気に下まで転落する。もう落ちる時は一気だから。本当に石橋をたたいて渡るように」と勝負師に慢心はゼロだ。
今季のJ1は異常ともいえる大混戦。前節では神戸が降格圏の横浜FCに、柏が中位の岡山に、それぞれ勝てば首位の状況で敗れた。「このサバイバル戦に勝っていかないといけない。こういう生き残り戦線の中で、最後までついていくのがどこかという話なので。どこが強いかというよりは、粘り強く下に落ちないで、最後に抜ききるっていうぐらいのスタンスでいかないと。一気にいけるなんておいしい話はない。それぐらいの長期戦を戦う覚悟でやらないといけない」と言葉に力を込める。
次節はここまで8ゴール7アシストと、町田の攻撃の核を担う日本代表FW相馬勇紀が累積警告で出場停止。それでも、連勝中は7試合17得点で、さまざまなパターンから得点が生まれており、「本来やりたかった、春から取り組んできたことが今少しずつ実を結びつつある」と自信を深めている。さらに後半戦からケガ人が復帰し、チーム内の競争が過熱。「みんなギラギラしてやってるありがたい状況」と雰囲気も良好だ。
中3日でのG大阪戦後は、中2日で横浜M戦と厳しい連戦が待つ。「本当に一つ一つ。一つ自信を喪失すると、また一気に…ということも悲劇的感情として持ちながら。目の前の1戦に本当に何が何でも、1-0でも何でも。どんなゴールでも勝ち切るっていう執念を持って戦いたい」と意気込んだ。