「明治安田J1、C大阪3-1新潟」(11日、ヨドコウ桜スタジアム)
C大阪が、クラブの前身ヤンマーの栄光を築いた不世出のストライカーで、10日に81歳で亡くなった釜本邦茂さんにささげる白星を挙げた。新潟に3-1で逆転勝ちし、9位に浮上した。得失点差で最下位の新潟は6連敗。
釜本さんにささげる1勝だった。C大阪が自慢の攻撃力を見せつけて、3試合ぶりの白星を挙げた。J2降格圏の新潟を一蹴し、主将のMF田中は「日本サッカー界を引っ張ってくれた方。少しでも思いをくみ取って、しっかり取り組んでいきたい」とかみしめるように語った。
開始早々に先取点を許したが、その後は一方的に攻め続けた。前半13分、敵陣で相手のパスを奪うと素早くつないだ。MF中島が、巧みな反転から右足を振って同点。後半9分には、鋭いカウンターからFWルーカスフェルナンデスが難なく流し込み「終盤戦に向けて勢いをつけるためにも重要な勝利だった」と誇った。
流動的に選手が連係し、細かくボールを動かして好機をつくり出すスタイルは、強烈な個の力で得点を重ねた釜本さんとはひと味違うが、貪欲にゴールへ向かう姿勢は同じだ。元日本代表FWの森島会長は「ヤンマーの全盛期のようになれるようにセレッソもしっかりやって、それを見ていただきたい」と語った。この日の勝利を、その第一歩としたい。