J1町田の黒田剛(55)監督が8日、町田市内で次節の首位神戸戦(10日、Gスタ)に向けた非公開練習後に取材に応じた。勝ち点6差で迎える“上位決戦”に向けて「目の前の首位をたたいてこそ首位に近づける。9差になるのか3差になるのか、サッカー人生において大きく違う。ホーム戦ですし、覚悟を持って戦いたい」と闘志を燃やした。
町田は6月11日の天皇杯2回戦・京産大戦から破竹の公式戦8連勝。うちリーグ戦5連勝で、最大で首位と「15」離れていた勝ち点差を一気に6へと縮め、上位争いに戻ってきた。離脱組もほぼ全員復帰し、戦力ともに充実した状態で上昇気流に乗っている。
そんな破竹の勢いで首位決戦を迎える中、黒田監督は「(連勝は)一回置いておく。そこは捨てるというか、もう意識しない」と目の前の一戦に全集中することを強調。常勝軍団だった青森山田高時代の経験を挙げながら、連勝中の組織マネジメントにおける自身の考えについてこう語った。
「漠然と『これでいける』とか、『今のままなら負けないぞ』とか、そういうところに絶対心の隙ができる。やっぱり1本中の1本っていう言葉じゃないけど、必ず1試合中の1試合に全てをかけていかないといけない」
神戸とは昨季から1分2敗と3戦未勝利。負けず嫌いな男だからこそ、同じ相手に3度屈することは許されない。「我々が上に行くにあたって、必ず立ちはだかってきた相手。そこに関しては同じJ1として、または上を目指すものとして、勝つことにこだわらないといけない」と“好敵手”として、リスペクトの精神を持ち全力でぶつかってく。