58歳カズはベンチ入りも出場せず 次節は自身プロ40周年記念試合 出場確約なしも「良い準備したい」

 「JFL、枚方3-0鈴鹿」(28日、たまゆら陸上競技場)

 キングカズこと元日本代表FWの三浦知良(58)はベンチ入りしたが、出場機会がなく試合を終えた。気温35度に迫る酷暑の中で、さすがのカズも暑さに顔をしかめていたが、ウォーミングアップから元気に声を出し、はつらつと準備を進めていた。

 鈴鹿は序盤からセットプレー絡みの失点を重ねて劣勢に。防戦一方の試合展開となり、山本富士雄監督は「(失点に絡んだ)セットプレーが2つあったと思うけど、そこに至るまでのやられ方がね。相手が裏に抜け出してくる対応がうまくいかなかった」と反省し、出番のなかったカズについては「やっぱりこういうタイミングでは使えない」と説明した。

 カズ自身は試合を振り返り「気持ちとしては別にいつもと変わらない気持ちで来た。一方的な試合内容になってしまった感じがするけど、枚方の方がやはり良いゲームをしてたんじゃないかな」と話した。夏場は若手選手でもつらい酷暑の試合が続く。「この暑さの対策ってないですよね」と苦笑いを浮かべながら「しっかり練習して、しっかり良い栄養を取って、良い睡眠を取る。それだけですよね」と基本に忠実な調整法を語った。

 7月6日に行われる次節の三重戦(三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)は「三浦知良選手 プロ40周年特別記念試合presented by コスモヘルス」と題された自身の記念試合となる。山本監督は記念試合でのカズの起用については「それだからというのはない」と確約しなかったものの、「でもそこに向かってチームで準備したい。カズに良い一日になるように、いい思いをさせる気持ちは個人的にはある」と前向きな姿勢も見せた。

 一方の主役を務めるカズ自身は「きょうも試合に出なかった訳ですから。その試合に出られるかどうかは今の状況では分からない訳ですからね。しっかり自分が良い準備をして、この試合に向けて準備をしたい」と力を込めた。

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