J1神戸のFW大迫勇也(35)が19日、神戸市内の商業施設でトークショーを行った。2年連続の開催となり、約30分の短い時間だったが、ファンとの交流を楽しんだ。
熱烈な質問攻めにも、大迫はマイペースだった。事前に募集された多数の質問には、練習法やプレーに関することもあれば、プライベートに関することまで多岐にわたった。司会が読み上げたどんな質問にも、変幻自在な“大迫節”で返す姿に、サポーターたちは笑顔になった。
「プライベートで一番会う選手は誰ですか?神戸と神戸以外でそれぞれ教えてほしい」という私生活への話題には、「結構ひとりが多い」とのらりくらりと交わしつつ、「ヴィッセル以外では吉田麻也(MLSギャラクシー)、酒井宏樹(オーストラリアAリーグ・オークランド)あたり」と、日本代表で共闘した戦友を挙げた。
「1日だけポジションを変えるなら?」という問いには「ないっす。センターバックは攻められないし、サイドバックは走んなきゃいけないし、ボランチもゴールに行けない。キーパーは論外」と根っからのストライカー気質をのぞかせ、正直過ぎる答えで笑わせた。
5月に35歳になり、すっかりベテランの域に入った。今季はコンディションが整わない時期もありながら、リーグ戦では17戦5得点と力は衰えていない。貴重なファンとの時間を後半戦への活力にする。