神戸・大迫が気迫の2発!4戦ぶり先発復帰で連敗脱出導いた「気持ちでねじ込みました」誕生日の盛大な前祝いに

 後半、先制ゴールを決め喜ぶ神戸・大迫(左から2人目)
 後半、先制ゴールを決める神戸・大迫(手前)
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 「明治安田J1、神戸3-2G大阪」(17日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸がG大阪との関西対決を制し、連敗を2で止め、勝ち点24の7位に浮上した。4戦ぶりに先発出場したエースFW大迫勇也(35)が、誕生日前日の34歳ラストゲームで躍動。試合終了間際の劇的な決勝ゴールを含む2得点を挙げた。首位の鹿島は1-0で清水を退け7連勝。2位の柏は町田に0-3で屈し、12試合ぶりの黒星を喫した。最下位の横浜Mはクラブワーストに並ぶ6連敗。

 この日の大迫は気迫が違った。後半5分、DF酒井のパスに反応し滑り込みながら先制弾を突き刺すと、2-2で迎えた後半追加タイム6分。MF佐々木のクロスに頭から飛び込んで、ゴール右に流し込んだ。劇的な決勝弾を含む2得点で試合を決めたエースは「気持ちでねじ込みました」と振り返った。

 18日に誕生日を控える大迫にとって、34歳最後の試合は盛大な前祝いとなった。そして自身に感じていた不甲斐なさも振り払った。

 図らずも不調に陥っていた。「ケガしちゃ駄目だというのが頭にあって」と連戦が続く中で自らにブレーキをかけ、低空飛行が続いた。直近3試合は欠場やスタメンから外れ、ゴールは2月の名古屋戦以来12試合も遠ざかっていた。神戸のリーグ連覇に貢献してきた大迫らしさは薄れていた。

 立ち返ったのは原点とする“がむしゃらさ”だ。「これじゃ駄目。練習から100%、120%で上げていかないと」と必死に自身を追い込んだ。「練習はうそをつかない」。4戦ぶりの先発復帰で残した2ゴールは大迫に自信を取り戻させた。

 エースの復調に導かれ、神戸は前々節からの連敗を脱出。「(連敗を)ビビっても仕方ないので。とことんやるだけ。根性で。それを若い世代に伝えたい」と気迫をチームに“伝染”させ、リーグ3連覇へ反撃に打って出る。

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