柏・ロドリゲス監督、過密日程に不満あらわ「選手たちはロボットではありません」中2日で先発6人入れ替えも約2カ月ぶり敗戦
「明治安田J1、柏0-3町田」(17日、町田GIONスタジアム)
2位の柏は前半の3失点が響き、連勝が4でストップした。第6節広島戦から続いていた無敗記録も11で止まり、1996年のクラブ記録「12」まであと1つ、届かなかった。試合後、ロドリゲス監督は過密日程に不満をあらわにした。
前節から中2日の厳しい条件のためスタメンを6人変更。層の厚さを見せたいところだったが開始早々の4分に先制を許すと、同16分にも失点。たまらず同37分に交代カードを2枚切り打開を図ったが、同追加タイムにPKで引き離された。ロドリゲス監督は「今からコメントすることは決して言い訳とは捉えてほしくない」と前置きした上でこう続けた。
「選手たちはロボットではありません。過密スケジュールは選手たちにケガのリスクを高めてしまうということにつながります。中3日は十分選手も耐えられるスケジュールかと思いますが、一方で中2日は生理学的に見ても回復することはとても難しいです」
そして過去に柏の相手だけが中2日で試合を迎え、柏が勝利を収めた清水戦、横浜M戦に言及。「その際にはわれわれにメリットがあったが当然清水さんマリノスさんにとっては、とてもリスクのあるスケジュールだった。そして今回はわれわれが中2日で臨まないといけなかった。そういう意味ではパフォーマンスが落ちる。そしてケガのリスクが高まる。その部分を考慮してメンバーを決めた」と先発大幅入れかえの理由を説明した。
指揮官は止まらず「Jリーグのクオリティーをさらに高めたいのであれば、このスケジュールの部分を改めてしっかりと考えてほしい」と訴えた。
試合は後半から3点を追いかける難しい展開となり、町田の守備を崩せず10試合ぶりの無得点。3月8日の鹿島戦以来、約2カ月ぶりの敗戦で今季2敗目を喫した。




