J1町田・黒田剛監督(54)が9日、次節の清水戦(11日、IAIスタジアム日本平)に向けた非公開練習後に取材に応じ「強引にでもギアチェンジしていかないといけない」と、試合終了間際に劇的な勝ち越しゴールを献上し敗れた前節のショッキングな敗戦から切り替えを強調した。
前節の京都戦では、先制しながら後半に2点を奪われて逆転負け。ホームでは2試合連続で試合終了間際に勝ち越し弾を食らった。試合後には、ベンチでガックリとうなだれていた黒田監督。「またやってしまったかというような絶望感があった」と振り返った。
あまりの憔悴(しょうすい)っぷりに体調を心配する声もあったが「昨日(オフが)1日あったし、少しリフレッシュした」とサッカーから離れる時間をつくり、心と体を休めた。その中で自身の考えを整理できたといい「強引にでもギアチェンジしていかないと。やっぱり選手たちの上に立つ男、監督としては。引きずってはいられない。リフレッシュして、今日からやるぞ!という感じで来た」と連敗ストップへ前を向いた。