川崎、4得点の“逆転”劇でACLE準々決勝進出 次戦・Cロナウドと対戦可能性も
「ACLE・決勝トーナメント1回戦・第2戦、川崎4-0上海申花」(12日、Uvanceとどろきスタジアム)
川崎が上海申花(中国)に4-0で勝ち、5日に行われたアウェーでの第1戦(0-1)との2戦合計スコアを4-1として8強入りを決めた。
前半24分にDF佐々木旭が左足を振り抜き先制ゴール。さらに後半19分には、佐々木がFWエリソンのゴールをアシストし、2戦合計スコアが2-1となり“逆転”した。前日会見で「プロに入ってから(ACL)に3回出てますけど毎年毎年悔しい思いをしてきた。特に昨年、ホームで山東に負けて敗退が決まった大会は、自分のサッカー人生においてもすごい悔しい試合だった」と雪辱を誓っていた男が、勝利の立役者となった。
昨年のACLは16強で敗退。クラブの悲願となっているアジア制覇へ、長谷部茂利監督も「明日は最も重要な試合だと位置づけている」と並々ならぬ思いで臨んでいた一戦だった。後半23分にはFW伊藤達哉が3点目。後半追加タイムには、FWマルシーニョの4点目で試合を決定づける。そのまま試合終了の笛が鳴り、約1万3000人の川崎サポーターが歓喜に沸いた。
準々決勝以降のファイナルステージは、サウジアラビアで集中開催。組み合わせ抽選会は、マレーシアで17日15時(現地時間)から行われる。西地区では、すでにクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスルが準々決勝進出を決めており、世界的スーパースターが日本勢とぶつかる可能性がある。