J1神戸 2発先勝 FW大迫が嗅覚さえた先制点&MF井出今季初弾で追加点!初のアジア王者へ弾み 吉田監督「今は我慢の時」

 前半、頭で押し込み先制ゴール、駆け出す神戸・大迫
 前半、ヘディングでチーム2点目のゴールを決める神戸・井出
 前半、先制ゴールを決め喜ぶ神戸・大迫(左から2人目)
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 「ACLE・決勝トーナメント1回戦・第1戦、神戸2-0光州」(5日、ノエビアスタジアム神戸)

 東地区の決勝トーナメント1回戦の第1戦が行われ、神戸はホームで光州(韓国)に2-0で先勝した。前半20分にFW大迫勇也(34)のゴールで先制し、同29分にはMF井手遥也(30)が追加点を挙げた。ベスト8進出、そして悲願のアジア初制覇へ向けて、弾みをつける1勝となった。ホームアンドアウェー方式で争われ、第2戦は12日に行われる。

 久々の快勝劇にスタジアムは明るい声援で包まれた。FW大迫の1ゴール1アシストの活躍を中心に相手を攻守で圧倒。2月11日のACLE1次リーグ・上海海港(中国)戦以来となる公式戦6試合ぶりの勝利をもぎ取った。

 すさまじいゴールへの嗅覚が堅い守りをこじ開けた。前半20分にMF井出のクロスバー直撃の跳ね返りを待ち構え、予測力抜群の先制弾を頭で奪取。同29分には井出の今季初得点をピンポイントのクロスで演出した。

 開幕前から負傷者が続出し、Jリーグ今季4戦で勝利のないチームの状態も、ようやくどん底を抜け出しつつある。1月の沖縄キャンプから負傷で戦列を離れていた、FW宮代が今季初のベンチ入り。3日にポルトガル1部のサンタクララからMFグスタボクリスマン、5日には町田のFWエリキを獲得した。

 2月8日の富士フイルム・スーパー杯から中2日や3日で戦ってきた8連戦も終了。大迫も「去年戦ってきたメンバーはなかなかそろわず、フレッシュなメンバーでこの勝ちを取った。底上げで強くなったのかなとは思う」と上昇の兆しを感じている。

 決勝トーナメントは、まずはホームで先勝し、アジアNo.1クラブへ幸先の良い船出を飾った。ACLEは山東(中国)の撤退で1次リーグ3位から5位に転落したが、波乱にも動じない戦力がそろいつつある。吉田監督は「メンバーがいれば神戸のサッカーもできる。今は我慢の時」と手応えを語った。

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