神戸 あぁ今季初黒星4戦勝ちなし Jリーグでは00年11月以来の福岡戦黒星 吉田監督「切り替えてACLEに集中」
「明治安田J1、神戸0-1福岡」(1日、ノエビアスタジアム神戸)
3連覇を狙う神戸は福岡に0-1で敗れ、4戦勝ちなし。福岡は初勝利を飾った。
リーグ連覇の王者が苦境に立たされている。開幕から4戦を消化して、初白星よりも黒星が先に来た神戸。サポーターのため息がスタジアムに充満した。
富士フイルム・スーパーカップやアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)を含めてシーズン開幕から過密日程で戦い続け、7連戦目。負傷者を多数抱える厳しい台所事情の中、若手中心の布陣で挑んだ。先発デビューした17歳のMF浜崎が攻撃の起点で光るプレーを見せたが、全体を通してチームは苦戦。前半40分には痛恨のオウンゴールで先制を許した。
「あまりにも修正するところが多かった」と見かねた吉田監督は、後半からFW大迫ら主力を立て続けに投入。終盤は相手DFが2枚目のイエローカードで退場となると、数的優位もあって猛攻を仕掛けたが、福岡の執念の守りでゴールを阻まれた。
“お得意様”に記録的な敗戦でもあった。福岡にJリーグで敗れるのは2000年11月以来。01年からの14戦連続無敗、直近の対決5連勝はいずれも途絶えた。
中2日や3日で続いた8連戦も、5日のACLE決勝トーナメント1回戦第1戦・光州(韓国)戦が最後。指揮官は「サポーターの皆さんもブーイングしたいところだと思う」と結果を重く受け止めながらも「次のACLEがあるから拍手で送ってくれた。僕たちができることは、気持ちを切り替えてACLEに集中するだけ」と前を向くしかなかった。





