「明治安田Ｊ１、町田０－１東京Ｖ」（２６日、町田ＧＩＯＮスタジアム）

　町田が東京Ｖに０－１で敗れ、２敗目を喫した。神戸は終了間際にＭＦ佐々木大樹（２５）がゴールを決め、京都と１－１で引き分けた。開幕から３戦連続のドローで今季初勝利はまたお預け。湘南は２－１で浦和を下し、クラブ初の開幕３連勝。清水と広島による２連勝同士の対戦は１－１で引き分け。初昇格の岡山はＧ大阪に２－０で快勝し、２勝目を挙げた。

　序盤の失点が最後まで重くのしかかった。ゴールが遠く、連敗スタートの東京Ｖに今季初勝利を献上。開幕の広島戦に続き、またもホームのサポーターに勝利を届けることができず。黒田監督は「前半が悪すぎた印象」と肩を落とした。

　開幕からの連敗ストップを掲げ、死にものぐるいで戦ってくる相手の勢いにのまれた。自陣でのボールロストから前半１３分に失点。攻撃では相手の積極的なプレスにはまり、なかなかいい形で前を向けなかった。「相手の強い思いが感じられる試合にさせてしまった」と悔やんだ指揮官。Ｊ１に初昇格してから、東京のクラブに対して５戦５勝と無類の強さを誇っていたが、対東京初黒星となった。

　昨季は開幕５戦負けなしでロケットスタートを切った。だが、今季は開幕３戦で１勝２敗と黒星が先行し、暗雲が漂う。それでも、黒田監督は「まだ３試合目なので、これを教訓にしてしっかりと自分たちに矢印を向けていきたい」と必死に前を向く。主将のＤＦ昌子も「連敗はできない。しっかりやるしかない」と次戦に向けて、気合を入れた。