Bミュンヘン・DF伊藤 移籍初&本拠地デビュー弾 左サイドバックで攻守に存在感発揮 負傷出遅れなんの!猛アピール成功

 Eフランクフルト戦でゴールを決めるバイエルン・ミュンヘンの伊藤(左端)=共同
 Eフランクフルト戦でゴールを決め、喜ぶバイエルン・ミュンヘンの伊藤(右)=共同
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 「ドイツ1部リーグ、バイエルン・ミュンヘン4-0アイントラハト・フランクフルト」(23日、ミュンヘン)

 バイエルン・ミュンヘンのDF伊藤洋輝(25)はホームのアイントラハト・フランクフルト戦に左サイドバックで先発して本拠地デビューを果たし、1-0の後半16分にCKからこぼれ球を押し込み加入後初ゴールを挙げた。後半18分に退き、4-0で勝った。

 開幕前の負傷で出遅れたバイエルン・ミュンヘンの伊藤が、待望の本拠地デビュー戦で留飲を下げる大活躍を演じた。左サイドバックで攻守に存在感を発揮し、新天地での初ゴールまで奪う出来過ぎの内容。コンパニー監督は「長く離脱していたが、わずかな期間で重要な存在であることを示した」とたたえた。

 ゴールは1-0の後半16分。右CKの混戦で、ボールが目の前にこぼれてきた。すかさず利き足と逆の右足インサイドで合わせ、ネットを揺らすと右手を突き上げた。大歓声の中、ミュラーやサネら復帰までの歩みを見てきた仲間たちが輪になって祝福した。

 得点以外にも、高精度の浮き球パスや果敢な攻め上がりで好機を演出。守備では力強く体を張って速攻を封じ、流れの中で味方と入れ替わって守備的MFをこなす柔軟性も披露した。

 世界的強豪で堂々と持ち味を出し、定位置確保にも大きく期待が膨らんだ。冗舌に喜んでもいいところだが、試合後は「バスの時間があるので」とあっさり引き揚げた。目指すところはまだまだ先、ということなのだろう。

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