新生なでしこ 初陣完勝 攻守で主導権 ニールセン監督の理想スタイル体現の4ゴール

 「シービリーブスカップ、女子日本代表4-0女子オーストラリア代表」(20日、ヒューストン)

 開幕し、国際連盟(FIFA)ランキング8位の日本は同15位のオーストラリアに4-0で快勝した。昨年12月に就任したニールセン監督の初陣を白星で飾った。日本は前半に田中(ロイヤルズ)の2得点でリード。後半に浜野(チェルシー)と南(ローマ)のゴールで突き放した。大会は総当たり形式で、日本は23日(日本時間24日)にコロンビアと、26日(同27日)に米国と対戦する。

 新生なでしこが初陣を完勝で飾った。ニールセン監督が理想とする攻守で主導権を握るスタイルを体現し、体格で上回るオーストラリアから4得点。デンマーク出身で女子初の外国人監督は、これ以上ない出来に「選手の姿勢が素晴らしかった」と満面の笑みだった。

 相手に自陣深くに押し込まれ、8強止まりとなった昨夏のパリ五輪での戦いぶりとは一変した。4-3-3の布陣で前線からプレスをかけてボールを奪い、テンポ良くパスを回して攻め立てた。

 中盤の底に入ったベテランの熊谷は「ミスが起きても全員でプレーをやり続けた。初戦を勝てたのは大きい」と手応えをにじませる。大会前のチーム始動のミーティングで監督は、2011年以来となるワールドカップ制覇の目標を選手に伝えた。全体練習が2日だけという短い準備期間を感じさせず、新たな挑戦の第一歩を力強く踏み出した。

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