J1町田 広島相手に試練の黒星発進 前半好調も踏ん張れず 守備陣に負傷退場相次ぎ黒田監督「プランがかなり狂った」

 「明治安田J1、町田1-2広島」(16日、町田GIONスタジアム)

 昨季2位の広島は2-1で同3位の町田に逆転勝ちした。1-1の後半にリーグ戦初出場で新人の22歳、FW中村草太(22)が勝ち越しゴールを決めた。町田は前半、FW相馬勇紀(27)のゴールで先制したが、守備陣に負傷退場が相次ぐと劣勢に回った。3季ぶりにJ1に戻った清水は東京・国立競技場で行われた東京Vとの一戦を1-0で制した。

 黒田監督にとって、J1初タイトルを目指す就任3年目のシーズンは試練のスタートとなった。前半にFW相馬のゴールで先制も、新加入組のDF岡村が前半20分に、DF菊池が後半8分に負傷退場するアクシデントに見舞われるなど逆転負け。黒田監督は「ちょっと計算外ではあった。プランがかなり狂った」と不運を残念がった。

 前半は「ほぼパーフェクトに近い」と指揮官が語ったように、攻守で広島を圧倒した。特に昨季唯一リーグ戦で2敗を喫した“広島対策”の一つとして、左ウイングバック(WB)に配置した日本代表DF中山が機能。昨季9月の対戦では2アシストを許した右WBのMF中野にほとんど仕事をさせず「狙い通りの展開」と前半を1-0で折り返した。

 だが、後半に菊池が負傷退場した関係で中山が左センターバックに下がると、徐々に歯車が狂い逆転を許した。「急に後ろが重たくなった」と主将のDF昌子。黒田監督も「できればそのまま(左WBで)いきたかった」と誤算を嘆いた。

 雪辱を期した広島に三度目の正直ならず。黒田監督にとっても初の開幕戦黒星スタートとなった。それでも「リーグ戦は、はじまったばかり。しっかりと切り替えていきたい」と前を向いた黒田監督。負傷退場した2人のケガの度合いについて詳細は明かさなかったが、全員で逆境を乗り越えてみせる。

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