スペイン代表監督 偽証罪で起訴の可能性 連盟会長が女子W杯優勝メンバーに表彰式でキス事件裁判

 サッカースペイン代表のルイス・デラフエンテ監督が法廷での偽証罪でスペイン検察庁から起訴される可能性があるという。スペインのテレビ局、ラ・セクスタなど複数メディアが伝えている。

 報道によると、2023年当時スペインサッカー連盟会長だったルイス・ルビアレス氏が女子サッカーワールドカップで優勝した時に優勝メンバーの1人だったFWジェンミ・エルモーソに対し表彰式で強引に口にキスした一件により性的暴行などの罪で起訴されており、この法廷審議の中での発言が問題になっている。

 4日、証人として出廷したデラフエンテ監督は事件発生後、ルビアレス氏や関係者が事態収拾を図るため女子チーム広報責任者の女性職員に対し圧力をかけたとされる場にいたのではないかと問われた。本人は否定するも検察側は同席していたとの証言があるとし、形を変えながら同様の質問を続けた。今後の見通しとしてはすぐに偽証の罪に問われることはなく、裁判で提出された証拠を確認し、報告書で最終的な結論を出した上で同件の取り扱いを決めるとみられる。

 ルイス・デラフエンテ氏は現役引退を経て2013年からU19を筆頭に年齢制限のあるスペイン代表チームを指揮。2021年の東京五輪では準決勝で日本を破って銀メダルを獲得した。2022年12月からはフル代表の監督となり、UEFAネーションズリーグ(2023年)、欧州選手権(2023年)を制している。

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