孫興民 セリエAへの移籍説が浮上 トットナムが契約延長を発表したばかりも
イングランド・プレミアリーグのトットナムで、キャプテンを務めている孫興民(ソン・フンミン=32)に、イタリア・セリエAのナポリへ“移籍説”が浮上したと21日、複数の韓国メディアが報じた。トットナムは今月7日、孫興民と契約を1年延長したことを発表したばかりだ。
記事によると、イタリアUCNが「ナポリは、パリ・サンジェルマンへ移籍したFWクヴィチャ・クワラツヘリア(23)の代役を探している。スカウト候補者が多く、孫興民の獲得も否定できない」と伝えたという。
ナポリは、アントニオ・コンテ監督が率いるチームで、今シーズンは16勝2分け3敗(勝ち点50)を記録し、リーグ首位に立っている。しかし、エースだったクワラツヘリアが移籍。ナポリが優勝への挑戦を続けるためには、攻撃補強は必須課題となった。そのため、同クラブは多くの攻撃陣と接触しており、孫興民もその一人だという。
コンテ氏は2021年に、監督を解任されたヌーノ・エスピーリト・サント氏に代わってトットナムの指揮を執った。21-22シーズンを4位で終え、孫興民は23ゴールを決めて、モハメド・サラー(リヴァプール)とともに、プレミアリーグの得点王に輝いた。
イタリア現地メディアも、そんなコンテ監督と孫興民の縁に注目。「孫興民は、トットナムでコンテ監督と一緒にプレーした経験があり、21-22シーズンにキャリア最高の活躍を見せた。孫興民はコンテ監督の夢だ」と説明した。また「孫興民はトットナムでのキャリアで、最悪の時期を過ごしている。トットナムを愛していた孫興民だが、今はファンの目から外れた状態だ。転換が必要で、移籍を要請している」と主張した。
同メディアによると、トットナムが要求する移籍金は、3000万ユーロ(約44億9000万円)水準だという。