元日決戦の森保ジャパン23人発表 野沢&伊藤涼初選出、三笘&久保不在 アジア杯へ最後のサバイバル

 日本サッカー協会(JFA)は7日、都内で会見を開き、来年元日のタイ代表との国際親善試合「TOYO TIRES CUP2024」(東京・国立競技場)に出場する日本代表23人を発表した。森保一監督(56)はMF伊藤涼太郎(25=シントトロイデン)、GK野沢大志ブランドン(20=FC東京)を初選出。年末年始にリーグ戦がある欧州組の主力が不参加の中、アジアカップへの最後のサバイバルとなる。

 日本代表として初の元日マッチ。その新年のスタートから、本気モードで臨む。「この戦いがアジアカップ、W杯予選につながっていく元日の戦いを大切に戦いたい」と森保監督。FW上田や浅野、MF伊東ら主力をそろえ、ほぼベストメンバーでの布陣となった。

 ただ、その中でもイングランドやスペインなどでは年末年始にリーグ戦が開催されるため、MF三笘薫(ブライトン)、MF久保建英(Rソシエダード)らは不参加となった。

 そうした状況で、タイ戦ではGK野沢、MF伊藤涼が初選出。加えて久々の招集となるDF藤井やMF川村、さらに11月のW杯アジア2次予選から引き続きFW細谷、MF佐野といった若い国内組も名を連ねた。

 メンバー選考に関して森保監督は「これまで通り可能な限り未来に向け、戦力の底上げをしていくという部分で、招集しようと思っていてもできなかった選手を招集した」と意図を説明した。

 来年は1月のアジアカップ、そしてW杯予選と続いていく1年。指揮官は「長期間でタフに戦うための、いろんなアクシデントも乗り越えて勝っていくメンタリティーは確認していきたい」と不測の事態に高い戦力を保てる試みを続ける構えだ。

 国内組はシーズンを終えたばかりだが「プロである以上、決められたターゲットに、どうコンディションを上げていくか。それをできる選手たちだと思っている」と話した。28日からの合宿を経て、元日の試合後にアジアカップメンバーを発表予定。その枠を争う一戦で新年のスタートを切る。

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