初代女王・INAC神戸 高瀬愛実「気合の入る年」誓う ライバルの前で“王座奪還”宣言

 日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」のキックオフカンファレンスが6日、都内で開催された。11日の開幕戦を控え、ACLの女子プレ大会に出場している三菱重工浦和を除く11クラブの代表選手が出席。初代女王INAC神戸のFW高瀬愛実(32)は「王座奪還」を誓った。リーグ3シーズン目の今季は、C大阪レディースが新たに参入する。

 ライバルたちの前でも堂々と言い切った。高瀬は「チームとしては王座奪還を目指すので、気合の入る年になっている。開幕が楽しみ」と力強く宣言。初代女王としてのプライドをにじませた。

 過去10個以上のタイトルを獲得し、女子サッカー界をけん引してきたINAC神戸。ただ、今季のカップ戦では近年の3強(INAC神戸、三菱重工浦和、日テレ・東京ベレーザ)以外の広島が優勝するなど、力の差は埋まりつつある。

 だからこそチームも変化を求め、今季からWEリーグ初スペイン人監督のジョルディ・フェロン氏(45)を招聘(しょうへい)。新指揮官は「チーム状態は非常にいい」と手応えを得ており、高瀬も「(戦術の)落とし込みは今まで以上にできている」と自信をのぞかせる。

 開幕戦は、なでしこジャパンとして11年W杯優勝をともに経験したFW川澄奈穂美が新加入している新潟。高瀬は「たくさんの方に見に来ていただけるプレーをしたい」と力を込めた。

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