サッカー元日本代表・李忠成が現役引退を発表「心から感謝」11年アジアカップで鮮烈Vボレー【報告全文】

 サッカー元日本代表の李忠成(37)が14日、所属するアルビレックス新潟シンガポールの公式ホームページで、現役引退を発表した。

 李はFC東京の下部組織から04年にトップチームに昇格。その後、柏、広島、サウサンプトン、FC東京、浦和、横浜M、京都と渡り歩き、22年からはアルビレックス新潟シンガポールで活躍。日本代表としてはU-23で北京五輪に出場。A代表では11試合に出場し、2得点。11年アジアカップ決勝での優勝を決めるボレーシュートは今もファンの記憶に焼き付いている。

 李の引退報告全文は次の通り。

 「今シーズンをもって現役から退く決断をしました。当然1人では20年間プロサッカー選手としてプレーを続けることはできませんでした。私の家族、チームメートとスタッフ、サポーター、スポンサーの方々含めて全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして、20年間プロサッカー選手としてプレーさせていただいた、FC東京、柏レイソル、サンフレッチェ広島、サウサンプトン、浦和レッズ、横浜Fマリノス、京都サンガFC、アルビレックス新潟シンガポールの8チーム、本当にありがとうございました。

 20年間のキャリアを振り返ってみると、当然悔しい時、悲しい時もありましたが、いつも誰かに支えられて本当に素晴らしいサッカー人生を送ることができました。

 プロサッカー選手は今年で引退しますが、これからもサッカーには携わっていきたいので次のステージでサッカー界に貢献していきたいと思っています。

 サッカー選手引退後の活動の一つとして、来年より、日本1周をしながら47都道府県の子供達にサッカーの楽しさ、本質を教える活動をしようと考えています。

 こちらも次の挑戦として期待してもらえればと思います。

 このタイミングでの引退発表となりましたが、9/16(土)、ホームで行われるリーグ最終戦では試合終了後に、リーグ優勝セレモニーと同時に引退表明をサポーターの皆様にさせていただく機会をいただきました。アルビレックス新潟シンガポールの是永会長をはじめとするスタッフの皆様には感謝していますし、これからもこのクラブを応援したいと思います。

 リーグ終了後も12月までカップ戦が続くので、再びチーム一丸となり、良いサッカーをお見せしたいと思います。

 最後になりますが、今まで私に携わっていただいたすべての方々に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。」

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