「明治安田生命J1、神戸1-1柏」(19日、ノエビアスタジアム神戸)
途中出場のエースFW大迫勇也が神戸を救った。0-1の後半37分、DF初瀬亮のFKをペナルティーエリア内で豪快ヘッド。ゴール左に突き刺す2試合連発の今季18得点目は起死回生の同点弾。J1で節目の200試合出場を自ら祝い、8月唯一のホーム戦でサポーターを沸かせた。
大迫は前節12日の川崎戦で左太もも付近を負傷した模様で途中交代。負傷の影響でこの日はベンチスタートとなった。絶対的な大黒柱を欠き、前半から残留争いの柏を相手に流れに乗れない。
前半22分、ゴール前の決定機を逃すと、MF斉藤未月が相手守備陣と交錯し負傷。担架で運ばれ、途中交代した。開幕から攻守にチームをけん引してきたアンカーのアクシデントは痛すぎた。
同45分には警戒していた左サイドを崩され、MFマテウス・サヴィオのクロスをFW細谷真大に流し込まれ、先制点を許した。
6日の横浜FC戦では0-2で完敗。残留を争う下位を相手に守備を固められた際の難しさを痛感した。吉田孝行監督は前日、「横浜FC戦で先制点を取られて苦しむことになったけど、その時の敗戦から学んだことも選手と共有している。レイソル戦でも生きてくる」と、話していた。
0-1の後半16分、満を持し大迫を投入。さらに横浜FCから新加入したドリブラー、MF新井瑞希をいきなり起用と前線を厚くした。新井は左サイドを切り裂き、ゴール前に何度もクロス。しかし、FW武藤嘉紀、大迫にはわずかに合わず、時間だけが過ぎる。
嫌なムードを吹き飛ばしたのが5月度に続き7月度の月間MVPを獲得した大迫。「チームとして結果が出ていたからこそいただける賞なのでチームメート、スタッフに感謝したい。先月6月の武藤選手と合わせるとクラブとして3カ月連続の受賞となりますが、チームがここ3カ月で見せてきたパフォーマンスが評価されたからこそだと改めて思います。毎試合一人一人が成長していくことが大事だと思いますし、これからもチームとしても個人としてもさらに成長していけるように、シーズン最後まで続けていきたい」との言葉通り、受賞御礼の一撃だった。
勝ち越しこそならなかったものの、貴重な勝ち点1を積み重ねた。