サッカー日本代表・森保監督 ペルー戦から一夜明け 「誰を起用しても良さ出る」 9月のドイツ戦へ自信を示す

 サッカー日本代表の森保一監督(54)がペルー戦から一夜明けた21日、大阪市内で取材に応じた。6月の国際親善試合2試合を連勝で終えた森保ジャパン。攻撃陣が幅広い選択肢を示して大きな収穫を得た中で、9月にアウェーで行われるドイツ戦への手応えも口にした。

 6月の代表活動期間を終え、森保監督の表情は疲労感よりも充実感が色濃く浮かぶ。今シリーズは連勝。とりわけ前夜は南米の強豪・ペルーに完勝と実り多き期間となった。

 「いろいろ試している中で、あらためて良い選手が多いなと。期待感はより大きく膨らんだ」と森保監督。中でも、最も手応えを得たのが攻撃陣だ。

 この2試合では主に4-1-4-1に近い形の4-3-3を基本システムとして臨んだ。攻撃陣では三笘と旗手が2試合でスタメンも、久保、堂安、上田、古橋、伊東、鎌田らとの多様な組み合わせを試し、それぞれの選手が結果を残した。

 「誰を起用しても、われわれの攻撃の良さが出るタレントがそろっている」と幅広い選択肢が可能に。さらにW杯出場の長友、吉田らに代わり若手中心でメンバーを選出したが、「自分たちがやらないといけないという覚悟、意思が変わってきた」という。

 9月に敵地で行われるドイツ戦へも「同じ目線で戦えるメンタリティーを選手たちは持っている」と自信を示す。昨年のW杯で勝利したとはいえ、優勢に試合を進めたとは言い難い。「個々の力を強い相手で上げていけるようにしたい」。主導権を握る戦いができるか-収穫と自信を手に真価を問う一戦に向かう。

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