イニエスタ「神戸、日本のファンに素晴らしい日になる」「お別れを告げる特別な試合」6・6バルサ戦へ意気込み語る

 J1神戸は5日、神戸市西区のいぶきの森球技場でバルセロナとの親善試合(6日・国立)に向け調整し、元スペイン代表で今夏に退団の決まったMFアンドレス・イニエスタ(39)がオンライン取材に応じた。

 画面越しに笑顔で「コンニチワ、ミナサン」とまずはあいさつ。

 待望の試合を前に「特別な日になる。ヴィッセルのファンにとっても、日本のサッカーファンにとっても素晴らしい試合になる。バルサもハードスケジュールの中、強行してきてくれる。それは感謝したい。その中でいい試合、楽しめる試合になればいいと思う」と、うなずいた。

 2019年以来となる、日本でのバルセロナとの試合。「バルサのようなチームがここに来ることはなかなかない。このようなメンバーが日本に来てそのサッカーを生で見られる機会に関してはすごく特別。勝ち点がかかっていないフレンドリーマッチなのでお祭りとかはいかないけど、楽しめるような晩になればうれしい。2019年に1度しているけど、それをもう一度できる。自分が退団する中で、日本のサッカーファンにお別れを告げる場になる。個人的にも特別な意味を持った試合になる」と強調した。

 自身のインスタグラムでは両チームでプレーするプランを明かしていたが実現はせず。「そういうことができたら、楽しいと思うけど、今のチームでプレーして最大限楽しむこと。一つのオプションとしてはあったけど神戸に対するお別れと日本のファンに対するお別れの試合。あしたはヴィッセルの選手としてバルサと対戦する。それをお別れの場にしたい」と神戸のユニホームで最後まで戦う。

 吉田孝行監督は「(起用は)スタートからいけるところまで」と、存分にイニエスタを楽しむ日とする。「われわれとしてもいい経験になるし、より多くの選手に世界の一流のプレーを間近で感じてほしい。今後、海外を目指す選手もいる。そういう選手にいい場になる。いろいろ、できることや課題が見つかればいい」と、貴重な機会に位置付けた。

 イニエスタは2018年から神戸に移籍。19年度には主将としてクラブ史上初タイトルとなる天皇杯優勝に導いた。今季は首位を走るチームで出場機会に恵まれず、リーグ戦は後半途中から3試合の出場。神戸との契約は今季終了までながら、プレーを求め新天地への移籍を希望し、途中退団となった。

 古巣バルセロナ戦後、7月1日、札幌戦(ノエスタ)が神戸最終戦となる。

 イニエスタは母国でメッシ、シャビらと並ぶ世界的名手。バルセロナの下部組織から18歳でトップチームにデビュー。卓抜したテクニックで頭角を現し、2002年から18年までバルセロナの主力を務め、9度のスペインリーグ優勝、4度の欧州チャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たした。

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