横浜M・宮市亮が復帰で快勝 「本当に待っていてくれたんだ」昨年7月以来の大歓声に「心震えた」

 「明治安田生命J1、横浜M2-0福岡」(28日、日産スタジアム)

 横浜Mは福岡に2-0で快勝し、勝ち点30で首位神戸と3差の2位をキープした。宮市亮(30)は昨年7月以来のリーグ戦出場を果たした。C大阪は横浜FCを2-0で下して3連勝。最下位のG大阪は新潟に3-1で勝って連敗を5で止め、8試合ぶりの白星で今季2勝目を挙げた。

 ホームのサポーターが大歓声で背番号「23」を迎える。後半33分だ。右膝前十字靱帯(じんたい)断裂から復活した宮市が、昨年7月6日以来となるホームのリーグ戦のピッチに立った。

 「スタジアムが作り出してくれた雰囲気に心が震えた。本当に待っていてくれたんだという思いが伝わった」

 前半にFWアンデルソンロペスの2ゴールでリードするも、後半は福岡に押され気味だった空気も一変だ。「感謝を込めてピッチで表現したかった」という宮市が、持ち前のスピードで左サイドから好機を演出。表情には自然と笑みが浮かんだ。

 後方からのスライディングで倒された場面も「そこに対しての怖さもなかった」と手応えを得た様子。24日のルヴァン杯・札幌戦での10カ月ぶり実戦復帰に続き、リーグ復帰戦でも躍動感を示した。

 「プロを続けてきて良かった。そういう(応援してくれる)人たちがいなければ現役を続ける選択もなかった」と宮市。首位・神戸を追う昨季王者に、その勢いを加速させる不屈の男が帰ってきた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス