C大阪・清武 離脱後初の屋外ラン、本人は「まだまだ全然」も小菊監督は5月の実戦復帰を想定

 屋外練習で体を動かした清武(右)
 屋外練習で体を動かした清武(右)
2枚

 J1C大阪の主将で元日本代表MF清武弘嗣が11日、大阪市の舞洲グラウンドで故障後初めて全体練習に姿を見せ、ランニングなど屋外での練習を再開した。清武は今季開幕直前、練習中に古傷の左太もも裏を痛め、「左ハムストリング筋損傷」と診断され、長期離脱となった。

 復帰への階段を一歩上がったが、「まだまだ。(復帰はいつくらいとか)全然決めていない。何か月もかかるかもしれないし、何週間で戻るかもしれないし、全然分からない」と、慎重な口ぶり。

 小菊昭雄監督は「できれば4月中、5月上旬くらいには合流して、そこからコンディションを上げていって、としながらゲームに入っていけたら」と話し、5月中の実戦復帰を想定している。

 また、清武は見ることしかできない今季のチームの現状を熱く語った。チームは2勝2分け3敗で12位。5日のルヴァン杯・京都戦では0-4で完敗し、前節9日の札幌戦では3失点して敗れた。戦術面を含め、レベルアップの段階で、結果に結びついていない。

 清武は「去年もこんな感じだった。サポーターの気持ちは分かりますけど、始まったばかりだし、全然ネガティブにとらえていない。しかもフォーメーションも新しくしているし、トライしていることに時間は必要。そんなすぐできるはずはない。徐々によくなっているし、変にネガティブにとらえる必要はない」と悲観はない。

 方向性に間違いはないことは確信している。「トライしていることに対してネガティブにとらえることはない。むしろトライしないことの方が、ネガティブにとらえた方がいい。トライしているからこそ課題がある。去年、土台ができた中での上積みが必要。サポーターの気持ちは分かるけどネガティブにとらえることはない。成長段階だし、毎年毎年同じように戦っていったらいつか落ちる時がくるし、年々レベルアップしていかないといけない。俺は見ていて楽しい。小菊監督もいろいろチャレンジしている。いずれ絶対に形になるし、チャレンジしないと意味がない。現状維持のままだといつか衰退していく」と、持論を熱弁した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス