“空港水かけ事件”の城彰二氏 当時の壮絶な事件告白「殺されると思った」 マネージャーの車燃やされた

 サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王氏が30日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、同じく元日本代表の城彰二氏と対談した模様を投稿した。城氏は98年フランスW杯の帰国の空港で、サポーターから水をかけられた事件を振り返った。

 「あれは結局、自分でもビックリしたの。あれはカズさんが、絶対的エースだった人がメンバーから外されて、僕が3試合出る事になって、エースって言われて結果が残らなかった。それでああいうことになった。それだけ期待されてたのかなと思う」と思い返し、「だけど、俺は逆にうれしかったの。それぐらい城を応援していたのに、なんでやらなかったんだっていう思いだと思うし、あそこまで注目してサッカーをもっと応援してくれてるというのがグッと盛り上がった時期だったから、それぐらい熱狂してみてくれたのが、今までの日本の歴史になかったから、だから俺はよかったな、と」と、現時点での思いを明かした。

 ただ、当時は恐怖だった。「最初は悩んだよ。あの後の報道がすごかったから。世間からすごいバッシングを受けたわけ。あの時は俺、殺されると思ったし、外に出るのも怖かった」と告白し、「昔、これ出てないんだけど、マネージャーがいて、マネージャーの車が燃やされたの」と、衝撃の事件を明かした。「家もマンションにイタズラ書きされたり、警察が1カ月ずっといてくれたり、そのくらいバッシングを受けたよ。だけどここで逃げたら、終わっちゃうし、もう1回やらなきゃと思ってサッカーを続けてきた」と、振り返った。

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