J1浦和 元日本代表MF江坂任が韓国Kリーグ王者の蔚山移籍へ 昨夏に加入も今季で契約満了

 J1浦和の元日本代表MF江坂任(30)が韓国Kリーグ1部の蔚山に完全移籍することが9日までに濃厚となった。複数の関係者によると、江坂は今季で浦和との契約が満了となり、移籍金は発生しないという。交渉は大筋合意に達しており、今後はメディカルチェックなどを経て、正式契約に至る。

 兵庫県出身の江坂は2015年に流通経大からJ2群馬に入団。大宮、柏を経て、21年6月に浦和へ完全移籍で加入した。クラブは契約延長を提示して慰留を目指したが、江坂の意思を尊重する形となった。日本代表には21年3月のW杯アジア2次予選で初選出された。

 蔚山は今季のKリーグで17季ぶり3度目の優勝を達成し、来季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権も獲得した。横浜Mから期限付き移籍中のMF天野純や元G大阪でW杯韓国代表DF金英権が在籍。平塚(現湘南)や柏でプレーした洪明甫氏が監督を務める。来季の新戦力としてFW柿谷曜一朗(名古屋)やMF阿部浩之(湘南)らも獲得候補に挙げていたが、代表経験もある江坂の能力を高く評価したとみられる。韓国の移籍期間は1月1日から。

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