京都・チョウ貴裁監督「最後の最後までしびれる戦い」J1残留果たし、来季にも言及

 J1残留を決め、喜ぶ曹監督(左端)らイレブン(撮影・山口登)
 試合が終了し、J1残留を決め喜ぶイレブン(撮影・山口登)
 J1残留を決め、喜ぶサポ-ター(撮影・山口登)
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 「J1参入プレーオフ・決定戦、京都1-1熊本」(13日、サンガスタジアム)

 J1・16位の京都がJ2・4位からプレーオフを進んできた熊本と1-1で引き分けた。規定により引き分けでのJ1残留が決まった。前半39分にFW豊川雄太が先制点を決め、後半23分に同点においつかれたが、逆転は許さずJ1の座を死守した。

 京都のチョウ貴裁監督は「最後シュートを顔でブロックしたのはウタカで、その後シュートがポストにはじかれた。今までの2年間、1メートルは進めなかったかもしれないですけど、1センチもしくは1ミリずつ進んでいたということがああいう結果につながった。2点目を取って勝つということが我々の目指すところですけど、満員のお客さんの前で勝利を目指して、最後の最後までしびれる戦いをできるようになった選手たちに敬意を表したい」と熱戦を振り返った。

 就任2年目。昨季はJ1昇格を成し遂げ、今季も残留という目標をクリアした。来季について問われると「まだクラブと来年の話はそこまで話してるわけではない」と断りながらも考えを語った。

 「何度も言いますけど、サッカー以外にも世界に誇れるものがたくさんある街。こういう試合をしてお客さんが増える中で初めてハングリー精神というか、京都から世界に行く選手やチームがたくさん出てくると思っている。サンガとしてはそういった大きなミッション、サッカーだけにとらわれずに、世界に出て行くために、サッカーがこの街に浸透するために何をしないといけないのかということを、監督としてここでやらせてもらう限りは自分の上位に置いておかなければいけない」と強調する。

 そしてこう続けた。「来年僕がこのチームを率いた時に腰が引けた試合や、相手のことをリスペクトしすぎて前に出ていかないサッカーをするつもりは毛頭ない。だけど今年の反省を生かしながら強くなるためのプロセスは踏んでいかないといけない。そこにサポーターそしてスポンサーみんなでアグレッシブなり、共に道を進められれば、それぐらいハッピーなものはない」。12年ぶりのJ1舞台。苦しみはしたが、最後の最後で残留という結果をつかんだ。

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