「JFL、鈴鹿1-2FC大阪」(12日、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)
日本フットボールリーグ(JFL)第29節が開催され、鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が5月15日のホンダFC戦(三交鈴鹿)以来、リーグ戦22試合ぶりに先発。前半にヘディングで今季2点目を決めた。カズはこの試合のゲーム主将も務め、自らの持つJFLの最年長出場記録と最年長得点記録を55歳259日に更新した。FC大阪は暫定首位に浮上した。
10戦連続で途中出場していたカズがホーム最終戦で半年ぶりに先発。赤いキャプテンマークを巻いてピッチに立つと期待に応えた。1点を追う前半24分、左CKをDF今井が頭でコースを変えたボールに反応。ゴール前に鋭く飛び込み、GK手前でヘッドで合わせた。
10月30日の枚方戦(たまりく)では後半39分に投入されると、直後の40分に味方が獲得したPKを決めて今季初ゴールをマーク。永井秀樹(FC琉球、現J1神戸SD)が持っていたJFL最年長得点記録42歳50日を55歳246日に塗り替えた。
今回はセットプレーから鮮やかに崩しての得点。ホーム最終戦に集まった鈴鹿サポーターや家族の前で渾身のカズダンスを披露。スタメン起用がはまり、兄の泰年監督ともがっちりと抱き合った。
カズの同点ゴールで振り出しに戻った試合は前半42分にFC大阪FW木匠がこの試合自身2点目となるゴールをPKで決めて勝ち越し。カズはハーフタイムにFWヴィニシウスと交代した。