J1磐田 規則違反でFIFAから処分 1年間の新規選手登録禁止など CAS上訴
J1磐田は19日、昨季から加入したコロンビア出身のFWファビアン・ゴンザレス(29)との契約がFIFA規則に違反するとして、クラブと選手個人が処分を受けたと発表した。同時にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴したことも報告。CASから裁定が下される時期は現段階では未定という。
ゴンザレスは昨季チームに加入したが、前所属クラブ退団後、磐田との契約締結前にタイのクラブと取り交わした契約が存在したという。今年4月、タイのクラブが選手と磐田を相手に国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室(DRC)へ申立て申請。9月29日、FIFAのDRCから、FIFA規則に違反するとして、選手とクラブへ処分が決定した。
選手への処分は賠償金の支払いと、4ヶ月間の公式戦出場停止。クラブへは、今後2回の登録期間(2023年第1および第2登録期間)における、全年齢カテゴリーで男子チームの新規選手登録の禁止処分が下った。
磐田はゴンザレスがタイのクラブと契約を締結していた事実を認識しておらず、同契約の存在にもかかわらず同選手を引き抜いたといった事実も存在しないと主張。決定に対して不服申立てを行うこととし、この日スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴したことを公表した。
磐田は現在J1で18位。


