サッカーJFL鈴鹿のカズことFW三浦知良が、11月開幕のW杯カタール大会で、自身が経験した“ドーハの悲劇”以来、29年ぶりに当地を訪れることが10月3日、発表された。
カズはこの日、都内で行われた会見で、W杯カタール大会について、家電メーカー・ハイセンスジャパンの「FIFAワールドカップTMプロジェクトアンバサダー」に就任したことが発表された。
カズは日本の初戦、ドイツとの試合を観戦し、試合のリポートをする。「29年ぶりに、カタール・ドーハの地に行くんでね。29年の日本の成長というか、サッカーの進化。そして経験してきたものを、見れると思うと本当にワクワクします」と抱負を語った。
また、ドーハの悲劇をともに経験した森保一監督がチームを率いることも踏まえ、「現選手たちにDNAじゃないですけど、何か、伝わってたら、当時の思いも込めて、W杯で躍動してもらいたいなと思います」と後輩たちを激励した。
カズがエースFWとして臨んだ1993年のアメリカ大会アジア最終予選では、W杯初出場にあと一歩の所までこぎつけながら、イラクとの最終戦で試合終了間際に同点ヘッドを決められて本大会切符を逃した。このことが試合開催地から“ドーハの悲劇”と名付けられ、後の語り草となった。
カズは「あれから行っていないですからね。イラク戦に引き分けて、次の日、暗い気持ちで、絶望的な気持ちで飛行機に乗って帰ってきて」としみじみと振り返った。また、国際情勢から、当時は自由に外出もできなかったという。「町のこともほとんど記憶にない」ことから、「聞いた話だと、あの当時とは(町の様子が)まったく違うということなので楽しみですね」と訪問が待ち遠しい様子だった。
ハイセンスジャパンの担当者によると、現時点では日本代表チームを直接訪問できるかどうかなどは、規定の関係もあり、未定だとしている。