Ｊ１神戸の吉田孝行監督（４５）が９日、名古屋戦（１０日・ノエスタ）に向けてオンライン取材に応じ、負傷で公式戦３試合欠場中のＦＷ大迫勇也（３２）が復帰間近であることを明かした。

　１７位と自動降格圏に低迷する神戸は名古屋戦からＦＣ東京戦（１４日・ノエスタ）、Ｇ大阪戦（１８日・ノエスタ）と正念場のホーム３連戦を迎える。３日の前戦・天皇杯準々決勝・鹿島戦（ノエスタ）では大半の主力を温存し、０－１で敗れた。今季無冠が決定しただけに、目指すところはＪ１残留に絞られた。「敗退したことは残念ですし、それは自分の責任だと思っています。もうリーグに向けてチーム一丸となってみんなでやろうということ。状況としては今、けが人やコンディション不良が多いけども、みんなで競争し合ってて勝っていこうということを伝えました」と指揮官は残りシーズンに目を向けた。

　離脱者が続く中で、復帰してくる選手もいる。８月２２日のＡＣＬ準々決勝・全北戦（埼玉）から欠場が続いていた大迫は練習に部分合流した。「日々、リバウンドなどを見てということにはなるんですけど、状態自体は上がってきている。この３連戦のどこかでいければなと考えています」と吉田監督は明かした。

　また鹿島戦で負傷交代したＭＦ井上については「前回負傷で退場してその部分というのはダメージがあるのかなと思います」と答え、メンバー外だったＭＦ汰木に関しては「体調は崩してはいましたけど、全然問題ないと思います」と説明した。

　名古屋戦では前節・京都戦でレッドカードを受けたＤＦ小林友が出場停止となる。吉田監督は「誰が出るというのはもちろん言えないですけど、代わって入る選手に期待したい」と話した。