「明治安田生命J1、京都2-0神戸」(3日、サンガスタジアム)
残留を争う直接対決は散々な敗戦に終わった。17位神戸はアウェーで15位京都に完敗。試合前の時点で勝ち点2差だった相手に敗れ、自動降格圏からの脱出に失敗した。
京都のクラブ設立、発展に多大な貢献をしたクラブの名誉会長でもある京セラ・稲盛和夫名誉会長の死去が発表されてから初めての試合。京都の選手・スタッフは喪章をつけ、試合前には黙とうをささげて試合に臨んだ。
気持ちの入った紫の戦士たちに立ち上がりから飲み込まれた。開始40秒、スローインからつながれ、京都主将のFW松田に先制点をたたき込まれる。9分にも自陣でのMF汰木のパスが阻まれ、そこから流れるようなパス攻撃に踊らされて2失点目。後半開始直後には相手GKのミスを誘ったMF佐々木が無人のゴールに流し込むだけのシュートを右ポストに当て、反撃の機会を失う。後半14分にはファウルで決定機を阻止したDF小林友が一発退場となるなど、攻守ともにちぐはぐだった。
残留のためにどうしても勝ち点3が必要な試合だった。試合前、吉田監督は「この試合にすべてを懸ける気持ちで臨む。勝ち点3を持って帰る」と力を込めたが、厳しい現実を突きつけられた。
「アジアNo.1クラブ」の目標がついえたACL準々決勝・全北戦(8月22日・埼玉)に続き、負傷を抱えるMFイニエスタとFW大迫はメンバー外。主力を欠く中で、勝利への熱量も相手に圧倒された。残り8試合。Jが誇る屈指のタレント軍団が追い込まれた。