Ｊ１横浜Ｍにポルトガル２部モレイレンセから完全移籍で新加入したブラジル人ＦＷヤンマテウス（２３）が１１日、オンライン取材に応じ「チャンスをいただけてとってもうれしいです。このチームの目標を達成できるようにチームの力になれるように頑張っていきたい」と意気込んだ。この日、チームに合流した。

　ヤンマテウスは左利きで左右のウイングを主戦場とする。母国のビトーリア、パルメイラスなどを経て、２０２０年夏に当時ポルトガル１部だったモレイレンセに期限付き移籍。昨季はリーグ戦３１試合で６得点４アシストを記録するなど、１部での２年間で１０得点７アシストの結果を残した。新天地でも「攻撃的な選手なのでゴールやアシストでチームに貢献できればと思います。ベストを尽くせばそういった数字は伸びてくると思う」と自信を見せた。

　横浜Ｍへの移籍の理由については「マリノスという偉大なクラブというのもありますし、選手としてはタイトル争いをするチームでプレーがしたい。このチームの野望が見え、全ての大会でタイトルを狙うという強さもあった」と説明した。また、「レオセアラ選手は僕がビトーリアにいた時の下部組織が一緒。年代は違って一緒にプレーはしていなかったけど、アドバイスはもらった」とチームメートとなったＦＷレオセアラから日本や横浜Ｍについての情報も得た上で決断した。

　早ければ１３日の湘南戦（日産スタジアム）から出場が可能。ヤンマテウスは「（出場の）判断をするのは監督やフィジカルコーチだと思う。ただ、僕は準備はしておきます」と日本でのデビューに意欲を示した。