J1鹿島がレネ・バイラー監督を解任「双方合意のもと契約解除」近年相次ぐ監督交代

 J1鹿島は7日、スイス人のレネ・バイラー監督(48)の解任を発表した。「フットボールにおける現状と今後の方向性について協議した結果、双方合意のもと契約を解除することとなった」と説明した。後任については未定だが、岩政大樹コーチ(40)が有力となっている。ドラガン・ムルジャ・コーチ、マヌエル・クレクラー・フィジカルコーチも退任する。

 クラブ初の欧州出身監督で元スイス代表でもあるバイラー監督は今季から就任し、一時は首位にも立った。攻守に強度を求め、縦に速いスタイルは、鹿島の選手層も相まって夏場に失速。6日の広島戦(カシマ)に敗れ、今季初の連敗を喫し、5試合未勝利で暫定4位に後退した。

 今夏にJ1得点ランク首位で10得点を挙げていた日本代表FW上田綺世(23)がベルギー1部セルクル・ブルージュに移籍した後は得点力不足に陥り、直近4試合で1得点。バイラー監督は広島戦後「決定力不足に苦しんでいる」と語っていた。

 クラブは上田に続き、FW染野唯月(20)をJ2東京Vに期限付き移籍、MFファンアラーノ(25)をJ1G大阪へ完全移籍させたが、補強はベルギー2部ベールスホットから完全移籍で獲得したナイジェリア出身FWブレッシング・エレケ(26)のみにとどまっている。

 鹿島の監督は2017年から3年間務めた大岩剛氏(現U-21日本代表監督)が19年に退任すると、20年に就任したブラジル出身のザーゴ氏は21年4月に解任。後を継いだ相馬直樹氏(現J2大宮監督)も21年末に退任するなど、近年は短期間での監督交代が相次いでいる。

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