浦和 サポーターの声出し応援 上限2000万円罰金も 裁定委に諮問と野々村チェアマン

 オンライン会見する野々村チェアマン
 G大阪に引き分けた浦和イレブン=2日
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 Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)が5日、Jリーグ臨時実行委員会後にオンラインで会見した。一部サポーターが声出し応援における違反行為を繰り返すJ1浦和に対し、上限2000万円の罰金を科すことを裁定委員会に諮問することを明らかにした。今後、同様の違反を起こした場合は、無観客試合や勝ち点はく奪の厳罰を科す方針であることも確認した。

 度重なる違反行為に厳しい姿勢で臨む。野々村チェアマンは浦和に対し、声出し応援の段階的解禁に協力する意思があるのかを臨時実行委員会で確認。「浦和が同じ方向で進んでいくとクラブとしてのスタンスを見せた。ようやく我々もアクションをとることができる」と処分を下す方針を示した。

 「Jクラブの責任」について定められたJリーグ規約51条に基づき、上限2000万円の罰金を裁定委員会に諮問する。今後、同様の違反を繰り返した場合は無観客試合や勝ち点はく奪の厳罰を与えることも確認した。

 浦和は5月21日の鹿島戦(埼玉)の試合前にサポーターが集まり、声を出して選手バスを鼓舞。今月2日のG大阪戦(パナスタ)でも運営検証対象外の試合で声出し応援が禁止されているにもかかわらず、サポーターが応援歌を合唱した。他クラブが声出し応援の段階的解禁に向けて協力する中で、繰り返される違反行為に批判が向けられていた。

 浦和はこの日、公式サイトに「ガンバ大阪戦における事象について」と題した声明を発表。「Jリーグに関わるすべての皆さまのこれまでの努力と気持ちを裏切る行為であると認識しております」などと一連の騒動を謝罪した。

 野々村チェアマンは「クラブには自助努力を身につけてもらいたい」と求める。クラブがサポーターの暴走を制御することができるのか。リーグは鉄槌を下す可能性も示し、再発防止を迫った。

 ◆Jリーグ規約第51条(Jクラブの責任) 当該規定では5項目にわたってJクラブが負うべき責任を規定している。今回の浦和は、「(2)ホームクラブは、観客が試合の前後および試合中において秩序ある適切な態度を保持するよう努める義務を負う」に抵触すると判断された。さらに第152条の(7)で、第51条第2項に違反した場合は「2000万円以下の罰金を科す」と定められている。

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