「明治安田生命Ｊ１、柏３－１神戸」（１８日、三協フロンテア柏スタジアム）

　最下位の神戸は鮮やかな攻撃で４位・柏から先制したが、前半のうちに逆転を許し、今季１０敗目を喫した。

　後半戦の巻き返しを感じさせるような先制点を奪ったが、残された結果は逆転負け。最下位・神戸は厳しい現実を突きつけられた。

　ロティーナ監督は３バックの新布陣を用意。前半２８分、流れるような攻撃で先制した。３バックの中央に入ったＤＦ大崎のクリアに始まり、５本のパスをつないで、最後はＭＦ橋本が加入後初ゴールを決めた。

　しかし勢いが続かない。前半３８分に柏ＭＦ椎橋のミドルで同点とされると、前半終了間際には判定をめぐり騒動も勃発。柏ＭＦ戸嶋の突破を阻んだＤＦ菊池がファウルを取られる。当初エリア外との判定だったが、ＶＡＲが介入し、ＰＫに判定を変更。ＭＦイニエスタが珍しく興奮して相手選手と言い争うなど猛抗議したが、ＰＫで逆転を許した。

　２点差とされた後半３１分には武藤が左足でネットを揺らしたが、その前のプレーでボールがラインを割っていたとしてＶＡＲチェックでゴールは認められなかった。残留争いの相手となる下位チームがそろって勝利。１７位の湘南と勝ち点差は５に開いた。神戸だけが取り残されていく。