久保建英 2戦連発へ「固め打ち」宣言 「いつ最後の試合になってもいいように」

 「キリンカップ、日本-チュニジア」(14日、パナソニックスタジアム吹田)

 サッカー日本代表は11日、キリンカップのチュニジア戦(14日、パナソニックスタジアム吹田)に向けて大阪市内で調整し、ガーナ戦(10日)で代表得点を決めた久保建英(21)=マジョルカ=は「1点決めたら、その後に続くというのはある」と2戦連発に意欲を示した。昨夏の東京五輪では3試合連続ゴールの快挙を成し遂げており、「固め打ちできるようにしたい」と量産態勢を見据えた。

 連続ゴールへの意欲をはっきりと口にした。代表初得点から一夜明けた久保建は「1点決めたらその後に続くというのは、僕は特に代表ではある。次もチャンスがあれば積極的にゴールを狙って、固め打ちできるようにしたい」と力を込めた。

 根拠はある。昨夏の東京五輪では1次リーグ初戦の南アフリカ戦での決勝点を皮切りに、怒濤(どとう)の3試合連続ゴール。日本にとって五輪史上初の快挙を成し遂げた。

 W杯メンバーへの生き残りを懸けたガーナ戦でアピールに成功した。「自分の中ではビッグゲームだった」と大一番を振り返り、「僕の中では毎試合100%の気持ちで、いつ最後の試合になってもいいように、というつもりでやっている」と代表への思いを明かした。

 この日の練習ではランニングなど軽めの調整で回復に努めた。チュニジア戦で出番が与えられるとすれば途中出場が濃厚。限られた時間での結果が求められるが「気持ちが吹っ切れている分、いつもの正確性も出てくる」と自信に満ちていた。

 かつて名ストライカーが「ゴールはケチャップのようなもの」という言葉を残した。出ない時は出ないが、出る時は一気に出ることもある。呪縛から解き放たれた久保建が得点量産を目指す。

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