サッカー・ブラジル代表のビニシウス(21)=レアル・マドリード=が7日、東京都内のイベントで、前日に対戦した日本代表の長友佑都(35)=FC東京=について「ちょっと違うなという印象を持った」と称賛した。ブラジルに0-1で敗れてから一夜明けた日本代表は同日、国際親善試合ガーナ戦(10日、ノエビアスタジアム神戸)に向けて千葉市内で調整した。
35歳の奮闘は、ブラジルの若き至宝の脳裏にしっかりと焼き付いていた。ビニシウスは日本戦で対峙(たいじ)した長友について「試合前によく知っていたわけではないが、試合が始まって『この選手はちょっと違うな』という印象があった。そういう意味では記憶に残っている」と称賛した。
35歳という年齢にも「スタミナもそうだし、激しい試合に耐えられる体力も含めて素晴らしい」と驚きを隠さず、「個人的にも応援している。彼が素晴らしいシーズンを送れるように応援している」とエールを送った。
21歳のビニシウスは2018年にスペイン1部、レアル・マドリードに加入。今季は欧州チャンピオンズリーグ決勝のリバプール(イングランド)戦で決勝ゴールを決めてチームを14度目の欧州制覇に導き、リーグ戦でも得点ランキング3位タイの17得点を挙げるなど飛躍を遂げた。
右サイドバック(SB)として先発出場した長友は、4-4-2の左MFに配置されたビニシウスを迎え撃った。「バロンドールを取ってもおかしくないレベルの選手」と評した14歳下の逸材に対し「絶対やられない、仕事をさせないという強い気持ち」で封殺。後半18分にベンチへ追いやり、森保監督も「対人の強さではビニシウスに対しても互角に戦っていた。世界で戦う上で必要な要素をプレーで見せてくれた」と思わず舌を巻いた。
ブラジル戦から一夜明けた練習で、後半36分まで出場した長友は軽めの調整をこなした。主将の吉田らとランニングで汗を流す表情には充実感も漂った。4大会連続のW杯メンバー入りへ大きく前進したベテランSBが、W杯本番でも世界を驚かせる。