上田綺世キング弾で鹿島首位浮上 一時大逆転も勝ち切れず悔し ロスタイム両軍3発の大乱戦

 「明治安田生命J1、鹿島4-4鳥栖」(25日、カシマスタジアム)

 劇的逆転勝利は目前で逃した。勝ち点30で首位に浮上したが、得点ランク単独トップの今季9点目を決めた鹿島の日本代表FW上田綺世(23)は「勝負強さは本来(自分たちの)武器なのでそこで負けてはいけなかった」と悔やんだ。

 後半4分まで0-3とリードされていた試合を上田のゴールを含め、アディショナルタイムの2得点などでひっくり返したが、ラスト1プレーで同点にされた。「人数をかけて攻撃することは徹底できた」と3点差を一時逆転したことには前向きに捉えた上田。自身のゴールも「いい形だった」。視察に訪れた日本代表・森保監督の前で結果を残した。

 それでも上田の得点をアシストしたFW鈴木は「このクラブにいる以上勝ち点2を失ったと思わないといけない」ときっぱり。再び首位に浮上した常勝軍団に笑顔はなかった。

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