神戸・三木谷会長 引き分けに終わった選手をタッチでねぎらう 今季2勝目ならず

 試合前にサポーターの前に姿を見せた三木谷浩史会長
 攻勢も実らず引き分けに終わり、悔しがる神戸のイニエスタ
 後半、神戸のボージャンがシュートを放つ
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 「明治安田生命J1、神戸0-0磐田」(25日、ノエビアスタジアム神戸)

 J1神戸の三木谷浩史会長(57)が試合前にピッチに出て、サポーターにあいさつした。試合開始約1時間前にスタジアムに到着した三木谷会長は開始40分前にピッチに姿を見せた。神戸サポーターが陣取るゴール裏の前に歩み寄って一礼。サポーターの拍手に、両手を挙げて応えた。

 湘南に1-2で敗れた21日の試合後、三木谷会長は通話アプリ「バイバー」に「この結果に大きな責任を感じています。いつでも身を引き辞めますよ」などと、自身の進退に言及する意味深な投稿を繰り返した。最後には「水曜は。スタジアムでご挨拶しますね。試合後だな。必ず勝って!勝利に向かって応援しましょう!ヴィッセル神戸をいつまでも愛しています」と記していた。

 その後、23日早朝には空路神戸入り。神戸市西区のクラブハウスを電撃訪問し、選手・スタッフを集め、クラブの歴史などの映像とともに、涙ながらにクラブに対する思いを語り「このままやり続けるというのも格好悪いのだけれど、格好悪くてもいいと思い、戻ってくることにしました」と会長職の続行を明言している。

 会長の涙にも発奮した神戸は相手の4倍となる16本のシュートを放ったが、力が入り過ぎたのか精度を欠いた。スコアレスドローで今季2勝目はならなかった。三木谷会長は引き揚げてくる選手をタッチで迎えてねぎらった。試合後にピッチに立ってのあいさつなどはなく、報道陣に対応することもなかった。

 DF酒井高徳は三木谷会長が激励に来場したことについて「やっぱり来られることによって選手たちもまた気が引き締まります」とチームへの影響を語る。「ただ、そういう状況でなければ力を発揮できないというのは良くない。責任感と、覚悟と、自分がそのクラブでプレーしているということの自覚をしっかり持ってやっていかないといけない」と自らにも言い聞かせるように話した。

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