日本サッカー協会・田嶋会長が哀悼の意「名監督とは、まさにオシムさんのような人」

 元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏が1日に死去したことを受け、日本協会の田嶋幸三会長(64)が2日、日本協会を通じて声明を発表し、オシム氏に哀悼の意を示した。田嶋会長は技術委員長を務めていた2006年にオシム氏に日本代表監督招聘(しょうへい)を担った。

 田嶋会長のコメントは以下の通り

 「昨晩、オシムさんが亡くなられたとの連絡を受けた。オシムさんには多くの思い出が残っている。ユーゴスラビア代表を率いた1990年のFIFAワールドカップ、ジェフユナイテッド市原・千葉などの監督として素晴らしいチームを作り上げていた。選手たちを掌握する力が素晴らしく、考えて、判断するトレーニングを徹底することによって確実に選手を成長させてくれた。日本代表チームの監督に就任してからも多くの選手たちを成長に導いていた。名監督とは、まさにオシムさんのような人だと思う。

 2007年11月16日に倒れられた後、歩けるように、話せるように回復されたのは奇跡的だったかもしれないが、志半ばで監督交代をお伝えしなければならず、オシムさんの無念さを思うと本当につらく、その時のことは忘れることができない。監督として成功を収められたグラーツで過ごされていたことを聞いていた。ユーゴスラビア紛争や病などで波乱万丈な人生を送られたかもしれないが、それゆえに説得力のある言葉によってわれわれに影響を与えてくれた。安らかな眠りにつかれますようお祈りします。そして、ありがとうございました」

 

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