川崎が8発大勝 主力温存ACLクラブ最多 鬼木監督「一体感が必要になる」
「ACL・1次リーグ、川崎8-0広州FC」(18日、ジョホールバル)
東地区の1次リーグが行われ、I組の川崎は第2戦で広州FC(中国)に8-0で大勝し、今大会初勝利を挙げて勝ち点を4とした。知念や小林の得点で前半に5点を奪い、後半も攻撃の手を緩めなかった。広州FCは2連敗で勝ち点0。
川崎は若手主体で大会に臨んでいる広州FCに全く隙を見せなかった。15日の蔚山(韓国)戦からGK鄭成龍を除く主力を温存。先発を大幅に入れ替えた一戦で、ACLのクラブ最多に並ぶ大量8点を挙げて圧倒した。鬼木監督は「選手のアグレッシブさに感謝したい。いいものを出してくれた」と高く評価した。
立ち上がりから一方的な展開だった。前半7分、左CKを知念が頭で合わせて先制。緩慢な相手守備を崩して何度も好機を演出し、前半で勝利を決定づけた。
J1でまだ出場機会がない若手が実戦の場を踏めたことも収穫だ。大学出ルーキーの松井や、後半に途中出場した19歳の五十嵐と17歳の高井にとってはプロデビュー戦となり、随所で存在感を示した。
過密日程で戦う1次リーグでは昨季も橘田、宮城らが台頭し、戦力の底上げにつながった成功体験がある。有望株がそろうだけに、大胆なメンバー変更にも「自信を持って(選手を)送り出せる状態だった。今後も総力戦を続けていければ」と監督。残る4戦、勝利と若い選手の起用を両立させる手腕も注目される。





