Ｊ１浦和は８日、スイス１部セルヴェットから完全移籍で加入したＦＷアレックス・シャルク（２９）のオンライン入団会見を行った。チームには５日から合流している背番号１７は「オランダ、スコットランド、スイスのリーグとさまざまな土地を渡って経験を積んできた。新しいチャレンジを始めたいと思っている。ものすごく興奮している」と語った。

　シャルクはこれまでゴー・アヘッド・イーグルス（オランダ）、ロス・カウンティＦＣ（スコットランド）などでプレー。Ｕ－２１など世代別のオランダ代表も経験してきた。浦和への入団の決め手については「スイスでの契約がちょうど終わる頃で、自分の体が新しいチャレンジを求めていたタイミングだった。浦和レッズというビッグクラブに来てタイトルを勝ち取ることが大きな理由の一つでした」と明かした。

　自らの特長を「相手にとって脅威になるような存在」とシャルク。浦和は今季開幕からリーグ４戦連続勝ちなしとスタートこそ苦しんだが、その後は２勝２分け１敗と持ち直し現在８位。今季はクラブが掲げる３カ年計画の最終年で目指すリーグ優勝へ新たな力となる。

　１５日からはアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）の１次リーグも始まる。同席した西野努テクニカルダイレクターは「ＡＣＬへの登録は済んでいる」とし、「攻撃力の強化が課題だった。今シーズンで（実力を）証明してもらって誰もが認めるものになっていただきたい」と期待を寄せた。