吉田麻也 声出し応援について思い語る「日本人はちゃんとルールを守るなと思いました」

 「W杯アジア最終予選、日本1-1ベトナム」(29日、埼玉スタジアム)

 主将の吉田麻也(33)=サンプドリア=が試合後の取材対応で、日本では現在禁止されているスタジアムでの声出し応援について言及した。

 この試合ではベトナムサポーターが試合前から合唱や大声援を送り、場内アナウンスでも再三注意が繰り返された。「日本人はちゃんとルールを守るなとやはり思いました。ベトナムの方々が声がちょっと出ていて僕も何とかなだめたかった」と振り返った。

 一方で自身の考えも語った。「ずっと思っていますけど、ヨーロッパでもアメリカでも南米でもオーストラリアでもアフリカネーションズカップでもみんなそういうふうになってきている。しっかり3回ワクチン接種をして例えば陰性証明を提示しての入場で規制を緩和するということも次のステップじゃないかなと個人的には思っています」。欧州で長くプレーするだけに、実体験してきたこととともに持論を語った。

 埼玉スタジアムの収容率上限が100%に戻ったことで、試合前には6万人の観客が集まるように呼びかけた。「誰かが突破口を開かないといけなくて、それが僕はサッカー日本代表であるべきだと思っている」と規制を変えていくことも望んだ。

 試合後の主将あいさつでは、平和を訴えた。「世界で唯一の被爆国として、戦争の恐ろしさを誰よりも理解している国として、僕たち日本人がもっと声を大きくして世界に訴えていかないといけない」と4万4600人の観衆に呼びかけた。

 あいさつの中で声出しについての自身の考えも伝えたかったという。「ルールを守ってからの次のステップなので。今日に関しては、そこは僕からは言えないなと思ったので発言を控えました」と語った。

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