J1浦和 開幕5戦目で今季初勝利 監督「難しい状況の中」「非常に価値がある」
「明治安田生命J1、浦和2-0湘南」(6日、埼玉スタジアム)
浦和が開幕5試合目にして今季初勝利をつかんだ。FW江坂任が今季リーグ初ゴールで白星に導き「決めきれない試合が続いて自分も責任を感じていた。自分のゴールで勝ててホッとしています」と胸をなで下ろした。
得点は前半16分。江坂が出したスルーパスに走り込んだDF大畑歩夢の左クロスを再び江坂が受けて右足で流し込み奪った。
浦和は開幕前から新型コロナウイルス感染症の陽性者がトップチーム内に複数判明した上に、引き分けた2月23日の神戸戦、敗れた同26日のG大阪戦では退場者を2試合連続で出す厳しい状態だった。リカルド・ロドリゲス監督は「何より我々が今、立たされている難しい状況の中で勝ち点3は非常に価値がある結果だと思うので満足しています」と振り返った。
2日の川崎戦では後半に失点を重ね逆転負け。課題となっていた強度の落ちる終盤も相手に決定機を作らせることなく、同42分にはDF馬渡和彰の移籍後初ゴールで追加点を奪った。リーグ1勝1分3敗とし、江坂は「良い内容で結果もついてきた。この勝利で勢いも出てくると思う」。ここからさらなる上昇を目指す。