Ｊ１Ｃ大阪ＭＦ鈴木徳真（２４）が２２日、ルヴァン杯・Ｇ大阪戦（２３日・パナスタ）を前にオンライン取材に応じ、大阪ダービー初出場への闘志を燃やした。

　徳島から今季Ｃ大阪に移籍してきた鈴木は開幕横浜Ｍ戦（１９日・日産ス）の後半３８分から途中出場。前橋育英高の同級生でもある坂元達裕（オーステンデ）から引き継いだ背番号１７で新天地デビューを飾った。「歴史あるクラブ、そしてビッグクラブでこのエンブレムを背負って出た。そのプライドを持ってピッチの中でプレーできたことが一歩踏み出せたかなと思うと同時に、ここから新しい戦いが始まるなと感じました」と振り返る。

　連戦で迎えるルヴァン杯では先発出場が濃厚。「ダービーということでプライドの戦いになる。球際だったり、あと一歩の差で何かひとつ上回ることができれば必ず結果に結びつく。ゴール機会を演出していくということは明日すごく求められているんじゃないかなと思います。歴史ある戦いに出られるうれしさを感じています」と気合を込めた。

　小菊昭雄監督はルヴァン杯に対して「昨シーズン決勝で敗れて悔しい思いをした大会。もう一度、チーム全員であの舞台に戻りたいという強い思いがある」と意気込む。開幕戦ベンチ外だったＦＷ山田寛人については「まだコンディションに問題があるので明日は出場させません」と欠場が確定。同じくメンバー外だったＭＦ上門知樹については「いい準備ができているので、勝負を決める結果を出してくれると期待しています」とユース所属のＦＷ北野颯太とともに起用を明言した。